子供が小学校に入学するって親だけでなく、親戚や親しい友人にとってもなんだかとっても嬉しいもの。
だれもが経験し、周りからお祝いしてもらったように、みんなお祝いしたいんですよね。
なので、入学前後から入学祝をいただくことも多くなるでしょう。
入学祝にもいろいろありますが、そんな中で「小学校で使う本を買って本を買ってね」と、
図書カードをプレゼントされたら、どのようにお返しするのがいいのでしょうか。
図書カードなどをいただいた時のお返しはどうすればいいの?
入学祝にも色々あり、現金を包んでいただくこともあれば、
商品券やギフト券、選べるギフトや図書カードなどの貰った側が選べるもの、
スイーツセットやお茶セットなどでお祝いをいただく場合もあります。
入学するのは子供ですから、あくまでも子供に対して贈られるものですが、
入学の日を迎えられたご家族に対して・・・と心配りをしてくださる方もいますよね。
入学祝というのは、自分もお祝いしてあげたいと思う「気持ち」ですから、
お返しをしなければいけないというマナーはありません。
結婚式や出産などでお祝いをいただくと内祝いという形でお返しするのがマナーですが、
入学や進学については、これはしなくてよいのです。
けれど、その気持ちに対して、もらった側もやはり気持ちを返したいでしょう。
お返しを考えるときにも色々な方法がありますよね。
貰ったものに対して失礼のないような額の品物を贈ったり、
電話や手紙など言葉でお礼の気持ちを伝えたり、
相手との関係性や相手の年齢によってもお礼の仕方は変わってくると思います。
特に現金や選べるギフト、図書カードなんかはいただいた金額が分かってしまうので、
それだけにお礼を考えるには目安にもなれど、それに見合うものがどんなものか悩みますよね。
図書カードなんかはそもそもそれほど高額にはならないもの。
3000円から5000円くらいが妥当なところですが、
それに対してのお返しとなると1500円から2000円程度。
考えられるお返しとして、何か物でお返しをしたいと考えているのならば、
家族みんなで食べられるスイーツセットなんかはいいですよね。
また、相手が遠方にいる親せきや友人であれば、
あなたが住んでいる地域のご当地銘菓やご当地食材なんかでもいいでしょう。
あまり高額のものをお返しするのは相手に対して気を遣わせてしまう結果になりますから、
ものを選ぶのであれば、こちらが気を遣って選びたいものです。
ただ、入学したての4月のころは、お子さんが小学校に慣れるまでは、
親としても心配がつきず、あれこれ考えたり、しなければならなかったりして忙しいもの。
スタートでつまづきたくないですから、特にお母さんにとっては正念場ともなる大事な時期です。
お返しを考えるほどの余裕ももしかしたらないことだって考えられます。
そんなときにおすすめなのが、お手紙です。
お手紙は、あなたはもちろんのこと、お子さんにも書かせ、
相手にありがとうの気持ちを伝えることをおすすめします。
お子さんの字でお手紙がきたら、なんだかほっこりして嬉しいものです。
もしも、まだきちんと文字の練習をしていなくてたくさんは書けなければ、
あなたの手紙の最後に名前だけでもいいでしょうし、
好きな絵とちょっと頑張って「ありがとう」の文字だけ・・・というのでもいいでしょう。
文字の学習は小学校に入ってからですから、それも微笑ましいものです。
お手紙だけでもいいでしょうし、何かギフトを購入しておいて、それにつけて贈るのももちろんOK。
そもそもお礼のいらないお祝いですから、ものはあってもなくてもいいかもしれませんが、
それでもいただいたことに対してのお礼は必ずするべきです。
郵送で贈られてきたら、届いたことの報告にもなりますし、
子供が直接いただいていなかったら子供からのお礼は絶対に忘れてはいけません。
それが、お返しのマナーであり、人間関係を良好に築いていく秘訣ですよね。
親子で手紙を書いて感謝の気持ちを伝えよう!
さて、お手紙を書くときにはどんなことに注意してどのように書けばいいのでしょう。
基本的に大学生になるまでは、子供にいただいたもののお礼状は親からというのが一般的です。
ですから、まずは両親から。書くのは父親でも母親でも構わないでしょう。
どんなお礼状であっても、基本的な書き方の構成は同じです。
まず第一に、時候の挨拶、
そして次に、プレゼントの感想や感謝の言葉、近況の報告、
最後に、締めくくりの言葉
この3ステップです。
まず、時候の挨拶ですが、入学祝をもらったのであれば春の挨拶になりますから、
例えば、
『春爛漫の季節となりましたが、○○様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか』とか、
『桜の花も満開になり、春の暖かな日差しに温もりを感じる季節となりましたが、お元気でいらっしゃいますか』などなど、
簡単にその季節の様子と相手を気遣う言葉が入ります。
相手によってはあまり堅苦しくなると、いかにも例文をとってきたような書き出しになってしまうので、
できれば自分自身の言葉で表現できるとよいですよね。
次にもらったプレゼントについての感謝を。
ここが本文になるところですから、気持ちをしっかり伝えられるように書きましょう。
例えば、
『先日は娘の小学校入学のお祝いに図書カードをいただき、ありがとうございました。娘も大喜びでございました。』とか、
『このたびは、息子の入学祝いの図書カードを頂戴いたしまして、本当にありがとうございます。息子はさっそく、ずっとほしかった動物図鑑を買いたいと申しております。』など、
感謝の言葉とそれを受け取った我が子の様子を一言付け加えてあげるといいですね。
さらに、続けて子供の近況を。
『娘は入学式を終えて、毎日張り切ってランドセルを背負い、登校しています。友達もたくさんできて楽しい学校生活を送っているようです。』
など、初めての小学校での生活のことでもいいですし、、
『さっそく、先日本屋さんに行き、息子の好きな○○シリーズの本を買わせていただきました。毎日楽しそうに読んでいます。』
など、実際にもらった図書カードで買い物をしました!というような報告でもいいでしょう。
自分がお祝いしてあげたいと思って、入学祝を準備してくださったわけですから、
親であるあなたの近況よりもその子の近況を報告してあげると喜ばれます。
最後に締めくくりの言葉です。
相手の健康を祈ったり、今後もよろしくお付き合いくださいというような文言が入るといいですね。
例えば、
『○○様ご家族のいっそうのご多幸をお祈りしています』とか、
『今後とも末永くお付き合いいただければと思います。くれぐれもご自愛くださいませ。』などですね。
日付と氏名を最後に書いてできあがりです。
あなたが書けたら次はお子さんです。
まだ文字が上手に書けないようなら、あなたの名前の下や隣に連盟という形で名前を書かせるだけでも構いません。
そのかわりにちょっと挿絵などを書かせるとかわいいお手紙ができますよね。
もし、ある程度字が書けるのなら、
『△△さん、にゅうがくのおいわいをありがとうございました。 ○○より』だけでもいいですし、
『としょかーどをどうもありがとうございました。どうぶつずかんをかいました。
とてもおもしろいです。べんきょうもがんばります。○○より』と、ちょっと頑張って長めに書けたら言うことなし!
かわいい字で一生懸命書いたお手紙をもらうとお相手はきっとうれしいはずです。
親戚の方だったら、ランドセル姿の写真や入学式の時の写真なんかも一緒に添えて送ってもいいかもしれません。
写真はもらって困る場合もありますから、よく考えて送りましょう。
お手紙を書くことを小さいころから覚えるのも大切ですから、
ぜひ、親子で一緒に書いてみてくださいね。
最後に、お手紙はできれば便せんで。季節にあったものを選ぶときれいでいいですね。
はがきでもダメなことはないですが、便せんの方が丁寧な感じがするのでおすすめです。
まとめ
入学祝のお礼に心こもったお手紙をもらうのは、お祝いを贈った側としてもとても嬉しいものです。
お子さんにも書かせることはしてもらったことへの感謝の表し方の一つとして身に付けさせたいところです。
たとえ上手にかけなくても、一生懸命書いたことはきっと伝わるはず。
親子で一緒にお手紙を書く姿すらも想像できて心がほっこりするお返しアイテムであることは間違いないでしょう。
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